ほとんどゴルフ日記
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先週ようやく服部真夕プロが優勝した。
「ようやく」というところに引っかかる人もいるかもしれないが、自分としては「今期は賞金女王争いまである」と思っていたので、「ようやく」もいいところだ。
これで開幕時に賞金女王候補として挙げた7人の内、日本での試合数の少ないパク・インビーを除けば全員ベスト10に入った。(その時の記事 )
名前を挙げた6人の内、アン・ソンジュ、横峰さくら、有村智恵、不動祐理は誰が予想しても候補に挙がると思うが、イ・チヒ、服部真夕の二人を上位に予想した人は少なかったのではないかと思っている。
実は昨年までは服部選手にそれ程注目していたわけではない。
GDOのスイング分析を見て、今年はかなりいいスイングなので候補に挙げた。イ・チヒ選手は元々実力者なので活躍しても不思議はないのだが、去年と比べると今年の方がスイングがスムースに感じたので、やはり候補に挙げた。この二人が今のところパーオン率の一位・二位。
これは我ながら鋭かったと思っている。
だが、服部選手はパターが余り上手くなかったようである。
上にも書いた通り去年まで注目していたわけではないので知らなかった。ミヤギテレビ杯終了時点でのパットのランキングは28位、ちなみに優勝した東海クラシックの前は55位にいた。この順位ではいくらショットが良くても賞金女王争いは無理だろう。
さて、服部選手の今後の展開だが、彼女の場合パターさえ入ればさらに上位に来るのは間違いない。東海クラシックでの優勝がそれを示しているし、実際に東海クラシックの前後でパットの順位を27も上げている。これで開眼してくれればいいのだがどうだろう。
自分の予想は残念ながらそれ程上手くいかないだろうというもの。
東海クラシックでパターが入った要因は二つある。ひとつはテレビ中継で言っていたように、今回の開催コースは服部選手のホームコースと言えるぐらいにシーズンオフには回っているところ。つまりグリーンは知り尽くしていたはずだ。
もうひとつはここのグリーンは遅さにあると思う。
画面で見る限り服部選手のボールは転がりが悪い。グリーンが遅いから何とかなったと思うが、速いグリーンでは恐らく入らないと思う。原因は強すぎるハンドファーストにありそうだ。彼女の場合、フォワードプレスで手をカップ方向にグッと出し、ハンドファーストにしてリストを固めて打っている。これはこれでいいのだが、ハンドファーストが強いので逆ロフトになっているのではないかと思う。また、リストを固めることによってパターと前腕を一体化して肘で抜くような打ち方だか、時折(わずかだが)肘が変な方向に抜けているように見えた。
(たぶん今の打ち方は彼女に合っていない)
パターがいまいちなのは自分がここで書かなくても本人が一番感じていることだろう。なので、今年のオフはかなり練習するはず。その成果が出るのは来年以降になるだろう。
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